会員登録

人民日報 「核セキュリティ運命共同体を構築」

2016-03-31 13:56:07     cri    

 中国共産党の機関紙「人民日報」は31日、習近平国家主席が間もなく第4回核セキュリティ・サミットに出席することに合わせて、「核セキュリティ運命共同体を構築」と題する文章を発表しました。

 文章では「中国の習近平国家主席は3月31日から4月1日にかけてアメリカ・ワシントンで開かれる第4回核セキュリティ・サミットに出席する。2010年に1回目のサミットが行われて以降、核セキュリティ分野における重要な国際協力の場となった」と評価しています。

 さらに、「核燃料を『1グラムも減らしておらず、1つも失くしてはいない』というのは、中国の核セキュリティ事業の60年来の成果だ。中国は国連安保理常任理事国、国際原子力機関(IAEA)のメンバーとして、国際核セキュリティ・システムの確立を各国とともに推し進め、原子力の平和利用を促してきた。中国は1984年にIAEAに加わって以降、一連の国際公約に加盟し、ブラジル・アルゼンチン・イギリス・アメリカ・韓国・ロシア・フランスなど30カ国と二国間原子力協力協定を結んで、協力と交流を進めている。中国は、核燃料の密輸・密売取り締まりの分野でロシアやカザフスタンなどの国々と一連の協力を行っている。同時に、西アフリカのガーナにおける高濃縮ウランの研究原子炉改造計画に中国は協力し、進展を収めている。今後も発展途上国に対して可能な限りの援助を提供していくだろう」と示しています。

 人民日報はまた「中国は地域の重要な国としての役割を果たし、安定した核セキュリティの確保に寄与している。中国・日本・韓国の三カ国は2008年に、原子力安全上級規制者会合(TRM)のメカニズムを発足させ、2011年には中日韓原子力安全協力イニシアチブを発表し、地域の核安全基準、地域の緊急対応メカニズム、監督管理の強化などで協力をすることになった」と述べています。

 文章の締めくくりは、「中国は未来に目を向け、核分野での世界協力に参与し、各国とともに『核セキュリティ人類運命共同体』を築き上げ、人類の幸福に貢献していく」としています。(MOU、謙)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS