習近平国家主席とチェコのゼマン大統領は30日プラハで、中国・チェコ経済貿易協力円卓会議に出席しました。習主席は「過去の友情を伝えていき、中国・チェコ経済貿易協力の新しい時代を切り開こう」という基調演説を行いました。

　習主席は演説で、「中国とチェコは、歴史の文化と伝統的な友情を有し、両国の人民は平和を愛している。ウィンウィン協力という両国民共同の願いは、両国の経済貿易の発展にとって確かな礎になった。世界貿易の成長が落ち込んでいる中、中国とチェコ双方の貿易はプラス成長を保っている。出席の企業家たちはチャンスを掴み、積極的な貢献を果し、中国・チェコ実務的協力の健全かつ持続的な発展を推進してほしい」としたうえで、「中国が打ち出した『一帯一路』提案は、平和、発展、協力、共栄の時代テーマに合致している。チェコはシルクロード経済体沿線の重要な国で、両国は多くのチャンスを目の前にしている」と強調しました。

　ゼマン大統領は挨拶で、「習主席のチェコに対する訪問は歴史的な意義があり、両国関係の発展を大きく推進できるだろう。両国は現在、更に広い分野で有効的な協力を行っている。チェコは中国企業の対チェコ投資を歓迎し、両国の互恵協力を促進したい。チェコ政府は双方の工商業界の協力と両国の経済貿易関係をバックアップする」と述べました。（白、星）