自爆テロが発生した日の夜、パキスタン軍当局はハイレベル会議を開き、テロリストへの対処を迅速に実施し、テロリスト及びその支持者を一日も早く法の裁きにかけるよう要求しました。その後、治安部隊が警察当局と協力し、パンジャブ州のシアールコート、グジュラーンワーラー、ファイサラーバードなどで捜査活動を展開し、合わせて600人余りを逮捕しました。ラジャンプールとムザッファルガルでの捜査時には、武装組織との交戦が起こり、武装勢力5人を射殺しました。

　また、別の報道によりますと、パキスタンのシャリーフ首相は28日、談話を発表し、「情報に基づき、テロリストに対する措置を速やかに実施するように」と各州に要求した上で、「政府の目標はテロリストとその組織を取り締まり、過激思想を根絶することだ」と述べたということです。

　今回の自爆テロ事件については、イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動（TTP）」の一派「ジャマートゥル・アフラル」が犯行声明を出しています。（玉華、謙）