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中国の最高指導者がチェコを初訪問

2016-03-28 13:48:48     cri    

 習近平国家主席は28日から、チェコ共和国を訪問することとなりました。これは中国とチェコが国交樹立67年来、中国の最高指導者にとって初めてのチェコ訪問となります。

 チェコのゼマン大統領は数回にわたって習主席のチェコ訪問を要請しており、昨年11月には「チェコが習主席を歓迎する情熱と真心はほかの国を大きく上回るものだ」と語っていました。

 昨年9月、ゼマン大統領は中国を訪れ、中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年の記念イベントに出席、北京の天安門から軍事パレードを観覧した唯一のEU加盟国首脳となりました。

 旧チェコスロバキアは早くから新中国と国交を樹立した国家です。中国は1950年から工業の発達していた旧チェコスロバキアに留学生を派遣しており、1950年代の中国では、その農業、軽工業、機械製造業、医療衛生などの分野における輝かしい実績を紹介する研究成果が生まれました。

 1960年代に入り、中国と旧ソ連の関係が悪化するに伴い、中国・チェコ関係も冷え込み、各分野における交流も20年間ほど中断されました。

 その後、1990年代に入ると、中国・チェコ関係は発展を見せるようになり、首脳クラスの訪問が頻繁に行われるようになり、当時の銭其琛副首相・全人代の呉邦国委員長・呉儀副首相・温家宝首相らがチェコを訪問しました。。

 中国社会科学院欧州研究所の趙俊傑研究員は「現在のチェコ政権が対中国政策を調整した原因は、その理性的な現実主義の外交観によるものだ」と評しています。

 2015年、両国間の貿易額は110億ドルに達しており、チェコは中国にとって、中央・東部ヨーロッパ地域における2番目に大きい貿易パートナーとなっています。一方、中国はチェコにとって、EU以外では最大の貿易パートナーとなっています。中国と中東ヨーロッパの間における「16+1協力」について、趙研究員は「チェコは「小さな馬が大きな車を引っ張る」イメージで、中国との協力を通じて、中東部ヨーロッパの発展を実現させようとしている」と分析しました。

 チェコ駐在経験をもつ霍玉珍元中国大使は、今回の訪問について「両国関係の発展はチェコでも主流を占める共通認識となっている。両国の国交樹立後67年を経た今年、中国の最高指導者がチェコを初訪問することは、両国関係の発展にとって一里塚的意義をもつものになる。両国と両国民の関係はきっとますます緊密なものになっていくだろう」と語りました。(殷、む)

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