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新たに10社独立、VC形式でイノベーションを=レノボグループ

2016-03-28 12:58:27     cri    

 中国IT大手のレノボグループが年内にも本社から子会社10社を独立させ、ベンチャーキャピタルの投資育成を通じて、イノベーションと成長を図っていく方針が発表されました。これは、同社の楊元慶社長兼CEOが27日、深センで開かれた「2016中国ITリーダーサミット」で明らかにしたものです。

 今月中旬、レノボはベンチャーキャピタルグループを設立し、4月1日から組織の調整に正式に取り掛かります。楊氏は「新しい枠組みの下、レノボは、研究開発段階で成果を出したもののメイン業務への組み入れができていない技術や、効果的に利用されていない技術を対象に、ベンチャーキャピタルからの投資を行う形で起業させる。ベンチャーキャピタルグループを創設する目的は、投資とインキュベーターの手段を用いて最先端の科学技術開発を構想することで、未来のレノボのイノベーションと発展を推進することにある」としつつ、「IT業の枠からはみ出るようことは絶対しない」と強調しました。

 また、年内に独立する予定の子会社10社について、「いずれも一定程度の技術の蓄積がある、もしくはビジネスモデルの大枠がだいたい整っている会社であり、中にはスマートデバイスを扱う会社や、サービスを提供する会社も含まれる」としています。

 楊氏は、「イノベーションにはビジネスモデルのそれと、技術のそれの二つがある。レノボは技術面のイノベーションにおいて、スマートデバイス、スマート端末に焦点を当てており、幅広い発展の空間がある」と語ります。さらに、この6月、レノボは米シリコンバレーで同社の技術を披露するイベント「第2回Lenovo Tech World」を開催し、魅力ある新技術や新商品を数多く発表することも明らかにしました。(Yan、む)

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