パキスタン政府の報道官は27日夜、「東部のラホールにある公園で起きた自爆テロによって、63人が死亡、306人が負傷した」と発表しました。ラホール駐在の中国総領事館によりますと、中国人の死傷に関する情報はいまのところまだ伝えられていないということです。

　ラホール市警察側は「自爆が起きた日は週末にあたり、大勢の人が公園で遊んでいた。自爆犯は公園の入り口付近のバイク駐車場で自爆テロを実施した。負傷者は直ちに地元の2つの病院に運ばれ、手当てを受けている。負傷者の多くは女性と子供で、うち数十人が重傷だ」と明らかにしました。

　パキスタンのシャリフ首相は犯行を強く非難し、病院に全力をあげた救助を求めました。

　この事件に関して、イスラム過激派組織「パキスタン・タリバン運動」の関連組織が現地メディアに対して犯行を認める発言を行い、「今年のテロ攻撃の一環だ」としているとのことです。（殷、む）