sss
|
現地時間22日午前、ベルギーの首都ブリュッセルのブリュッセル空港と地下鉄駅で起きた連続テロで、同日夜までに34人が死亡、170人以上が負傷しています。このテロについて、過激派組織「イスラム国」は犯行声明を出しました。欧州では多くの国が警戒を強化したほか、ブリュッセル株式市場の観光業界の株価が下落したことなど経済に影響も出ています。
ベルギーのミシェル首相は「この『盲目で暴力的かつ意気地なし』のテロは、ベルギーに大惨事をもたらした。ベルギーにとってこの日は『暗黒の1日』だ」と、今回のテロを強く非難しました。また「当面の急務は安全確保、死傷者への対応、調査活動の展開だ」とした上で、「警察は容疑者の捜索を続けており、今後も弛むことなく継続していく。政府は容疑者逮捕に自信がある」と強調しました。
テロ発生後、ベルギー内務省は、全土のテロ警戒レベルを最高レベルに引き上げると発表し、今回のテロが「厳重かつ緊迫」なものであることになります。さらに、国内の原子力発電所の警備も強化され、フランスやオランダ、ドイツ、イタリア、スペイン、デンマーク、ハンガリー、ギリシャを含めた欧州の多くの国も迅速に対応し、安全警備を強化しました。このほか、欧州の数カ国の株価指数は、航空、ホテル、空港運営機関を含めた観光業界の株価は大幅に下落したのに対して、リスク回避資産とされる金(きん)などの価格が上昇しています。
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |