中国の李克強首相が23日午後、三亜で第１回瀾滄江―メコン川協力指導者会議およびボアオアジアフォーラム2016年年次会議に出席のタイのプラユット首相と会談しました。

　李首相は「中国とタイには家族のようなつながりがあり、両国の指導者が密に往来を保ち、各分野での実務協力は健全に発展し続けている。タイが瀾滄江―メコン川協力の共同議長国として、中国と共にこの新しいメカニズムの整備を支えていることを中国は賞賛する。中国はこれからも各国と共に、瀾滄江―メコン川協力をサブリージョン協力のモデルにしていきたい」と話しました。

　李克強首相はまた、「これまでの一年間の努力により、中国―タイ鉄道プロジェクトの協力は重要な進展を収めた。双方は相互利益と互恵協力の原則に基づき、着実にプロジェクトを進め、沿線諸国の経済、人的交流と地域間の接続を促していく。このプロジェクトが両国にとってプラスとなることを期待する」と表明しました。

　これを受け、プラユット首相は「第１回瀾滄江―メコン川協力会議の開催が成功したことには大きな意義がある。当該協力メカニズムは必ずやメコン川流域のメンバー国に幸福をもたらすと信じている。タイと中国には密接な関係があり、トップ同士が頻繁に訪問している。中国は東南アジア諸国連合（ASEAN）の最高のパートナーの一つだ。タイとしては、これからも両国が経済貿易、投資、観光などの分野での協力を一層強め、タイ―中国鉄道での協力を積極的に推し進め、共同発展を促していきたい」と表明しました。（Yan、謙）