『最高人民法院報告』は、最高人民法院の過去1年の職務状況と司法体制改革の進行状況を振り返り、案件の審判と新しい発展理念の実施、司法の公正と社会の正義の維持、司法体制改革と社会主義司法制度構築の深化、司法公開と「スマート裁判所」開設の加速、忠実かつクリーンで責任感ある人民法院のチームビルディングの促進による公正かつ清廉な司法活動の保障という5つの面から、2016年の作業目標を立てています。

　一方、『最高人民検察院活動報告』は、全国の検察機構における過去1年の活動を振り返り、リスクの予防とサービスの発展を最優先課題とすること、難題を克服、不足点を補い、国家の安全と社会の安定を支える能力を向上させること、腐敗の取り締まりを厳格に徹底すること、訴訟活動の合法性を監督し、憲法と法律の権威を護ること、司法改革を推進すること、検察官の能力を向上し、公正かつ礼節ある規範化された司法環境を実現することの6点を2016年の執務の重点として取り上げました。（白、む）