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中国では毎年3月初めに、北京で、「全国人民代表大会(全人代)」と「政治協商会議(政協)」という2つの会議が開かれます。略して「両会」(両会議)と言っています。
全人代は全国から選出された代表で構成される最高国家権力機関で、一院制です。代表は3000人以内、任期は5年。全人代常務委員会の召集により、年1回全体会議が開かれます。
何をする?
*法律の改正
*計画と報告の審査と認可
*国家指導層の選出と罷免(ひめん)
*行政区の配置と制度の決定
というような権力があります。
政協会議は、中国で最高位の協商諮問機関とされています。民主党派と呼ばれている8つの政党(中国国民党革命委員会、中国民主同盟、中国民主建国会、中国民主促進会、中国農工民主党、中国致公党、九三学社、台湾民主自治同盟)や、人民団体、各民族及び各界の人々が政治に参加し、協力し合うための重要な場です。
政府は政協と重要な問題を協議したり、意見と提言を聴取します
「全人代」の場合は「代表」といい、「政協」の場合は「委員」と言います。
代表が提出する議事案のことを「議案」、政協委員が提出する意見やアドバイスを「提案」と言います。
議案の場合、提出→説明→審議→表決という手順ですが、提案の場合は、提出→引渡し→引き受け→返事という手順になっています。
議案は全人代で通過すれば、法的効力を持ちますが、提案は法的拘束力がありません。
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