「南京大虐殺史と国際平和研究院」が3月1日、南京大虐殺記念館「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞記念館」において設立されました。初代院長には、南京大学歴史学部の張憲文教授が任命されました。張教授は、南京大虐殺史の研究に数十年間携わっており、「南京大虐殺史資料集」の編集長でもあります。
「南京大虐殺史と国際平和研究院」の成立について、張教授は「南京大虐殺は第二次世界大戦における『三大虐殺』の一つで、南京で起きた重大な歴史事件だ。歴史の研究は『過去』を対象に行われるものであり、その目的は『未来』に目を向けること、つまり、中日友好関係の構築と世界平和の促進にある」と強調しました。さらに、「南京大虐殺史と国際平和研究院」の活動について「歴史学の研究にとどまらず、具体的な問題については、政府部門にアドバイスや解決意見を提供する。同時に、院内に設けられている国際平和学校も、若者向けに、『平和』をテーマとする各種のイベントを展開していく」と説明しました。
(朱、謙)
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