中国共産党中央農村活動指導グループ弁公室の陳錫文主任はこのほど、「現在、中国の食糧市場には200億キロから250億キロの不足部分がある」と述べました。

　陳主任は「農民日報」が主催した「2016年中国三農発展会議」で、「現在、食糧の消費量が約6400億キロから6450億キロに達した一方、昨年の生産量は約6200億キロであった。需要に対する供給には200億キロから250億キロの不足部分がある」と語りました。

　陳主任は、「食糧生産については毎年豊作であるにもかかわらず、国民の生活水準も絶えず向上しているため、ある程度の供給不足がある。国際市場から一部の食糧を輸入しなければならない」と指摘しました。

　データによりますと、中国の食糧輸入量は2014年に1億トンを突破し、2015年には1億2000万トン以上に達し、史上最高を記録しました。そのうち、大豆の輸入が70％を占めたということです。（玉華、謙）