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世界経済に下押し懸念、G20では政策協調強化が必要=財務次官

2016-02-25 20:56:39     cri    

 上海で2日間わたり開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前に、財政省の朱光耀次官は25日、上海で「グローバル経済には下押し懸念がある。G20のメンバー国は政策協調の上で問題解決に注力し、グローバルマーケットの先行き感を支えるべきである」と述べました。

 G20財務相・中央銀行総裁会議は毎年一度行われるもので、当面のグローバル経済のトレンドを分析し、対応策を協議することを主な役割としています。

 データが示すところによりますと、国際通貨基金(IMF)は今年1月、2016年のグローバル経済の成長予想を3.4%まで下方修正し、昨年の3.1%よりわずかに上回るのみという予想を出しています。また、世界銀行は、2016年のグローバル経済の成長予想を2.9%まで下方修正し、去年の中期予測値よりも低い数値を出しています。そして、経済協力開発機構(OECD)が2月に発表した最新の報告でも、2016年のグローバル経済GDPの成長予測を下方修正し、去年11月の3.3%から3%まで引き下げを行いました。

 政策面では、朱財政次官は「通貨政策にばかり依存するのではなく、財政政策もうまく機能させるべきであり、それによってよりよい政策の組み合わせを見つけ出すべきだ。これと同時に、政策はマーケットと良好なコミュニケーションをとる必要があり、政策がマーケットに与える効果を理解させる必要がある」としています。

 朱財政次官は、「中国は目下三方面から今回の会議の主席国の役目を演じる準備がある。一つには、すべてのG20構成国と調整をはかり、一致して困難に立ち向かっていくこと。二つには、G20の中核的役割を強化し、G20を1つの重要なプラットフォームとして、グローバル経済と金融のガバナンスを向上させること。三つには、各国の協力を促進し、積極的なシグナルを送り、グローバルマーケットの先行き感を支えていくことだ」と述べました。(雲莎、む)

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