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中国では初の「高齢者の住みやすい居住環境構築報告書(2015)」が24日発表されました。
この報告書は、高齢者の住みやすい居住環境の構築は中国ではまだ初歩的段階にあり、高齢者適合の住宅施設のレベルが低く、その居住環境のレベルアップが求められているとしています。
報告書は、高齢者に適した公共環境が整っておらず、高齢者住宅の安全問題が目立ち、バリアフリーの道が不足しているため、高齢者が階段を下り、外出することが困難であること、コミュニティの屋外環境が高齢者には合わないこと、コミュニティには養老施設が少なく、看護サービスが良くないことなど、多くの課題を抱えていると指摘しています。
統計によりますと、中国には現在高齢者は2500万人に達しており、2030年にはさらに総人口の25.3%を占める3億7100万人にも上ると見られます。高齢化が加速している今日、高齢者の住みやすい環境づくりが急務となっています。
これについて、報告書は「高齢者の住みやすい環境の基準を早期に制定し、政府による政策上の支援メカニズムを整え、古い町を、高齢者の住みやすい街に改造し、高齢者適合の街づくりをバランスよく進めていく」と提案しています。(MOU)
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