21日、保守党の数人が相次いでEU離脱への支持を表明しています。ロンドンのジョンソン市長は同日、離脱派の運動に加わることを明らかにし、英国とEUの新たな関係を期待していると強調しました。

　右翼政党・イギリス独立党のファラージ党首は同日、記者に対し「EU離脱は英国が自己管理を実現する唯一の活路だ」と述べました。

　一方で、主要野党のうち、労働党とスコットランド民族党の党首はEU残留への支持を表明しています。スコットランド民族党のスタージョン党首は「国民投票で英国が離脱する結果となった場合、スコットランド民族党は再度、英国からの独立を考える国民投票を実施する可能性もある」と語りました。

　また、EUからの離脱は、経済的に大きな損失をもたらすとの懸念から、英国の大手企業や金融界もEU残留への支持を表明しています。（ミン・イヒョウ　謙）