2月20日、平成27年度外務大臣表彰の授与式が北京の日本大使館官邸で行われ、今回は中国を中心に活躍している俳優の矢野浩二さんが受賞しました。日本政府がアジア地域で活動している日本人俳優に送るのは初めてとのことです。

中日関係の今後の抱負を語る矢野浩二さん

　外務大臣表彰は、国際関係の様々な分野で活躍し、日本と諸外国との友好親善関係に多大な貢献をしている特に顕著な功績のあった個人および団体に対して、その功績を称えることを目的としています。

表彰状を手にする矢野さんと木寺大使

　表彰式で木寺昌人大使は、「矢野浩二さんは2001年に中国に渡り、中国語を学びながら、北京を拠点に中国で本格的な俳優活動を開始された。これまでの活動により2013年、2014年の中国におけるタレントイメージ調査において、日本人男性タレント部門で2年連続受賞するなど、中国で高い知名度を得ている。最近では活動の領域をどんどん広げ、様々なメディアを通じて矢野浩二さんの努力を見ており、中日の相互理解の促進に積極的に貢献されている。これまで多くの文化人の方々の貢献があったからこそ、今日のような中日関係が築けたのだと確信している。中日関係の未来のために、更なる活躍を期待している」と熱く語りました。

中日メディアに受賞の喜びを語る

　表彰された矢野浩二さんは、「今まで以上に中日関係の更なる発展に努めていき、自分が両国の友好を繋ぐ架け橋になりたい」と今後の抱負を語りました。 （取材：帥、星、オウギ）