中国共産党中央と国務院は6日午前、人民大会堂で旧暦のお正月「春節」を祝うための新春祝賀会を催しました。習近平国家主席や李克強首相などをはじめとする党と国の指導者、及び首都各界の関係者2000人余りが一堂に会し、共にまもなく迎える旧暦の新年を祝いました。

　中国共産党中央政治局常務委員である国務院の李克強首相は席上、「春節が近づいてきており、まもなく旧暦の申年を迎えることになる。家族団らんのひと時を楽しみ、お祝いムードが全国各地で高まっている今、私は中国共産党中央と国務院を代表して、全国各民族の人民に、そして香港とマカオの同胞、台湾の同胞、及び海外に滞在する同胞たちに新春の挨拶を伝える。また、休日の期間中に依然として持ち場を離れられない労働者たちに真摯に慰問を表する」と述べました。

　李首相はさらに、「これまでの1年間、習近平国家主席を総書記とする共産党中央による力強い指導の下で、わが国の改革発展事業はすさまじい勢いで躍進しており、人民たちの懸命な努力はより多くの収穫を得た。全国各民族の人民は新たな歴史的スタートラインに立脚し、小康社会（いくらかゆとりのある社会）の全面的な構築という偉大な事業を推進し、中華民族の偉大な復興に向けてまい進している」と語りました。

　また、「貧困脱出の難関を打破し、貧困家庭に党と政府、及び社会からの関心を集めさせる。一般の労働者たちに、自分の知恵と努力で富を生み出し、自己価値を見出せるチャンスを与える。日増しに向上しつつある社会マナーをさらに広げ、全ての人民に生活の安定感と仕事の安心感をもたらすと同時に、人々の未来に対する自信を強め、その満足度を高めていく」と述べました。（洋、星）