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国防省、米艦の西沙諸島領海無断進入に反対表明

2016-01-31 15:29:50     cri    
 国防省の楊宇軍報道官は30日、アメリカの軍艦が無断で中国の西沙諸島の領海に進入したことについてコメントを発表し、「これは法律に違反するもので、周辺海域の平和、安定、秩序を乱し、地域の平和と安定にマイナスとなるものである。中国国防省はこれに断固として反対する」と述べました。

 楊報道官はさらに「アメリカのイージス駆逐艦カーティス・ウィルバーが中国の法律に深刻に違反し、無断で中国の西沙諸島の領海に進入した。島を守る中国の守備部隊と海軍は直ちに対応措置をとり、アメリカの軍艦を調査・識別し、警告した上で、それを追い払った」と明らかにしました。

 楊報道官は「中国は1992年に発表した『領海と接続水域に関する法律』で、外国の軍艦が中国領海に入る場合、事前に許可を得なければならないと規定している。これは国際法に合致し、多くの国々の法律と同じものである。中国政府はまた、1996年5月15日に『中国領海基線に関する声明』(基線とは、潮が一番引いた時の海岸線)を発表し、中国大陸領海の一部基線と西沙諸島の領海の基線を明らかにした。アメリカ側はこれを承知のうえで、軍艦を派遣して中国の領海に無断で進出した。これは、故意で挑戦的な行為だ」と指摘しました。

 さらに「アメリカ側は長年、飛行機と軍艦、船舶の安全確保に関する確実な措置を、何度も提案してきた。しかし実際には、中国の再三の警告を振り切り、軍艦や軍機を派遣して中国の領海や領空に進入し、両国の海軍と空軍の近距離の接触を引き起こした。これは、プロの技術を欠いたやり方で、双方の兵士の安全に対して無責任で、きわめて危険な結果を招きかねないものだ」と批判しました。

 楊報道官は最後に「アメリカ側がいかなる挑発行為を行おうと、中国の軍隊は、あらゆる措置を講じて、国家の主権と安全を断固として守る」と表明しました。(MOU、謙)

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