中国は27日、『中国の核応急』白書を発表し、国家クラスの原子力応急部門管理システムを構築し、それを健全なものにしていくことを打ち出しました。

　中国では、原子力発電事業が近年急ピッチで進んでおり、使用中または建設中の原子力発電ユニットの数はいずれも世界のトップを行っています。原子力事故の効果的な対応を行う国家原子力対応能力体系を作ることは中国の原子力発電の安全にとってきわめて重要なものです。

　このほど中国が発表した『中国の核応急』白書は原子力分野で初のもので、原子力事故が発生した時に取るべき措置とこれまで収めた成果を説明しています。これについて、中国原子力科学研究院の劉森林研究員は、「原子力事故への効果的な対応は、原子力技術を利用する際の安全を確保する最後の保障となる。白書の発表は、核エネルギーに対する人々の認知強化に役立ち、国際社会が実施する措置でもある」と述べました。（MOU）