席上、習主席は「過去の一年間、双方は共に努力することで、中米関係の重要な進展を収めた。オバマ大統領の招きに応じて、アメリカへの公式訪問が成功し、双方は中米間での新型大国関係の構築で意見が一致した。結果的に、経済貿易や軍隊、人文、ネットセキュリティなどの分野においても、また、気候変動やイラン核問題などの地域問題や国際問題においても、中国とアメリカの協調と協力は効果を収めることができた」と強調しました。

　習主席はまた、「中米間が関係を強化していくことで、世界全体にとって有益な、大きな影響力が生まれるだろう。双方が合意した共通認識を実行に移し、『非衝突・非対立、相互尊重、協力共栄』の原則を堅持し、二国間や地域、世界的規模で各分野における交流と協力を拡大させ、両国関係のさらなる発展を推し進めていきたい」と述べました。

　これに対して、ケリー国務長官は「米中関係は非常に重要である。双方の意思疎通と協調の実践は、気候変動に関する『パリ協定』の調印やイラン核問題の全面的な協議の達成に重要な役割を果たしてきた。オバマ大統領は、中国の習主席と密接な連絡を保つこと、そして、米中関係の更なる発展の推進と、国際問題における両国の協力を強化していくことを希望している」と述べました。（藍、謙）