「中国・ASEAN（東南アジア諸国連合）海上協力基金」枠組み内の重点プロジェクトとして、第1回「中国・ASEAN海洋法律とガバナンス」ハイレベル研修セミナーが25日、海南省海口市で開講しました。

　今回の研修セミナーには、中国とASEAN諸国の海洋部門の関係者と研究者が30人余りが学生として参加しています。研修の内容は国際法と海洋法、紛争のコントロール、境界資源管理調整体制、国際水上輸送、海洋環境保護、生物多様性調査、海洋と沿岸ライン総合管理、生態システムと漁業管理など多くの分野に及びます。授業は英語で行われ、国内外の専門家と学者が講師を担当しています。

　中国南海研究院の呉士存院長は、「学生たちが今回の研修を通じて、系統的で学際的海洋ガバナンスの視角を養成し、知識を学ぶと共に相互間の友情と共通認識を深めるよう期待する」と述べました。ASEANの学生らは研修に高い期待を寄せており、学生の一人であるマレーシア海洋研究所のアワルディン教授は「今回の研修クラスは将来南海での協力を推進し、南海の平和を維持する促進剤だと言え、各国の相互理解と信頼を強めることにプラスになるだろう」と高い期待を寄せています。（玉華、む）