劉結一国連大使は25日、コロンビアの国内和平プロセスが大きな進展を遂げたことに歓迎の意を示し、これはコロンビアで50年継続した内戦にも終結の兆しが現れたことを意味し、地域の安定と発展の促進に大いにプラスとなるだろうと述べました。

　これは、劉大使が、コロンビアに関する決議が採択されたあと述べたもので、「コロンビア国内の和平プロセスが大きな進展をみせた。コロンビア政府と左翼ゲリラ組織コロンビア革命軍（FARC）は、50年間続いた内戦を終結させ、最終的和平協定を結ぶ見込みとなった。これは、国内和平と安定の早期実現に役立つだけでなく、この地域の安定と発展にとっても重要な意義を持つ」と評価しました。

　さらに「安保理が採択した決議が、コロンビアの各派閥による早期の最終的和平協定の締結と実施を促進できるよう望んでいる。中国は、安保理のほかのメンバーとともに、コロンビアと周辺地域の平和と安定の早期実現のために弛まぬ努力をしたい」と述べました。

　伝えられるところによりますと、国連安保理は25日、政治特別派遣団を創設し、最終的平和協定の締結後、コロンビア政府とFARCの停戦状況を監督することとしています。（MOU）