中国の王毅外相は14日、中国共産党の機関紙「人民日報」に、『中国・アラブ諸国の美しい未来をともに築き上げよう』という署名入りの文章を発表し、　13日に公表された『アラブ諸国に対する中国の政策』という文書の重要な意義を説明し、「一帯一路」構想（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）を契機に、中国とアラブ諸国との関係発展を促すよう呼びかけました。

　王外相はこの中で「中国はアラブ諸国と外交関係を樹立して今年で60年になる。こうした歴史的節目となる年に当たって中国政府は、アラブ諸国に対する政策の文書を初めて発表した。双方が辿ってきた紆余曲折の道を振り返り、関係発展の成功した経験をもとに、互恵協力の青写真を描き、過去を受け継いで未来を切り開くという重要な意義を持つ」と評価しました。

　さらに「習近平国家主席が打ち出した『一帯一路』構想に基づき、双方の共通した認識を広めてともに行動し、全面的協力を弛まなく推し進め、協力の新しい道を切り開いていく。そして、中国・アラブ諸国の戦略的パートナーシップの美しい未来をともに築き上げよう」と呼びかけました。（MOU）