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それによりますと、商品価格の下落や、貿易と資本流動の不振、それに一連の金融的ボラティリティから影響を受け、2015年の世界経済の成長率が想定より低くなっています。今後の経済成長は、高収入の国々で経済の回復が維持されること、商品価格の安定化、それに中国経済が消費とサービスを主導とする成長形式に転換することによるものだとされます。新興国全体は、経済成長が伸び悩む一方で、先進国は回復が加速するため、世界全体の経済成長率は2.9%に達する見込みです。
さらに、発展途上の国々の経済成長率は4.8%と、前回の予測より低いものの、2015年の4.3%より高くなるとみられます。
中国経済は、2015年の6.9%からさらに減速し、6.7%になると予測されています。一方、アメリカ経済は、ドル高のため輸出が伸びず、前回の予想の2.8%から2.7%に下方修正されたほか、ユーロ圏は1.7%と、2011年以来最も高くなるとみられています。(MOU)
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