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中国外務省、中東情勢の激化に懸念

2016-01-04 18:37:02     cri    

 中国外務省の華春瑩報道官は4日午後の定例記者会見で、サウジアラビアがイランとの断交を発表したことについて、各方面が冷静さを保ち、対話と協商を通じて意見の食い違いを解決するよう呼びかけました。

 報道によると、サウジアラビアが2日、テロリストとして処刑した47人を公表した中に、シーア派の宗教指導者ニムル・ニムル師の名前がありました。これをきっかけに、イランの首都・テヘランのサウジアラビア大使館にデモで集まった市民が乱入し、火炎瓶などが投げ込まれました。サウジアラビアは3日、イランとの国交の断絶を発表しました。

 この件に対して華報道官は、「中国側は今後の動向に注意を払っており、地域情勢の激化を懸念している。反テロに向けて各方面が意思疎通を強化し、協力してほしい。また、外交人員や施設の安全と尊厳が守られるべきだと主張する。地域の平和と安定を共に維持するため、関係各方面が冷静さを保ち、対話と協商で食い違いを解決してほしい」と述べました。(ooeiei、謙)

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