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敦煌研究院が1月1日に明らかにしたところによりますと、2015年、敦煌石窟のデジタル化作業は引き続き進み、大量の選りすぐりの敦煌石窟の芸術作品がハイテクにより「デジタル敦煌」としてシリーズ化され、大規模に外部へ紹介されました。これらの作品はデジタル展、インターネット上のバーチャル体験、携帯端末向けアプリなどを通して、内外の多くの都市で生き生きと展示されるようになったということです。
同研究院はこれまでに119の窟での撮影を終えました。このうち、57の窟の画像処理作業が終わり、17体の仏像がカラーの3次元で再現され、101の窟でバーチャル観光ができるようになりました。このほか、4.1万枚余りのネガのデジタル化と113の窟の3次元レザースキャンも終了しました。これらの成果は美術の模写、考古学の報告、保護修復、陳列展示などに応用されていくということです。
敦煌研究院の王旭東院長は、風や砂にさらされた上、二酸化炭素と湿気などによる腐蝕もあり、石窟の一部の仏像、壁画はいずれも劣化が進み、いずれ消滅してしまうが、「デジタル敦煌」はデジタル技術を使って、敦煌石窟文化の恒久的保存を目指すと話しています。(Yan、Keiko)
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