中国新聞社によりますと、中国財政省と工業情報化省は、国内で電信サービス拡大事業を試験的に始めると決定し、2020年までに、行政村のブロードバンド普及率を98％、ブロードバンド通信速度を12Mbps以上とすることを盛り込んだ戦略目標の実現を目指しているということです。

　また、財政省は28日、ウェブサイト上で、電信サービス拡大事業の試験実施について通知を出しました。

　通知では、「今後、電信サービス拡大事業は、中央財政から補助金を受ける」と示されました。テストを実施する街の選定については、「財政省と工業情報化省は、予算や申請者の承諾した支援策などを審査した上で決定する」と明らかにしました。また、このサービスの主な対象は企業であると強調し、ブロードバンド未開通の行政村や、開通はしたものの、通信速度が12Mbpsを満たしていない行政村を対象に、中央財政資金が持つ誘導性を活用して、統括の強化と政策の支持に力を入れるよう地方政府へ求めると同時に、企業が積極的に電気通信の開発を促すようにと表明しました。