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アラブ連盟は24日、カイロで開かれた外相会議で、トルコに対し、イラク領内に侵入したその軍隊を無条件で撤退するよう促しました。
アラブ連盟外相会議がこの日に発表した声明は、「トルコ軍がイラク領内に侵入したことは、イラクの主権を侵犯し、アラブ諸国の安全に対しても脅威となるものだ」としています。外相会議はこの声明をアラブ連盟から国連安保理に提出すべきだと求めています。
アラブ連盟のアラビー事務局長が会議終了後の記者会見で、「トルコ軍のイラク侵入は明らかに国際法に違反したことから、その軍隊の無条件撤退をするべきだ」と訴えています。
なお、一個大隊規模のトルコ装甲部隊は12月初め、国境を越えてイラク領内に入り、過激派組織「イスラム国」に占拠されたイラクの二番目に大きい都市・モースル付近に配備されています。イラク政府は「許可を得ずに駐留している」として撤退するよう重ねて求めてきましたが、トルコはイラク領内に入った軍隊を撤退しないと表明しています。(Yan、Kokusei)
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