シリア問題に関する外相会合に出席している中国の王毅外相は18日、ニューヨークで、フランスのファビウス外相と会談しました。

　王外相は、国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議（COP21）が成功裏に終わったことに祝賀の意を表し、「これは、人類の開発事業に対する、フランスの強い責任感と積極的な役割を表すものだ」と評価しました。さらに「会議の準備と協議の過程で、中国とフランスは密接な協力を保ち、特に、習近平国家主席とオランド大統領は自ら交流、協議し、高度な戦略的相互信頼と、両国関係のレベルの高さを表した」と述べました。

　これに対し、ファビウス外相は「今年11月のオランド大統領の中国訪問中、両国は気候変動に関する合同声明を発表し、パリCOP21のため、　非常に重要な役割を果たした」と述べ、中国の力強い支持に感謝を表しました。来年、中国で開かれるG20首脳会議について、「環境にやさしい開発という議題がパリ会議と一致したものであり、全力を挙げて中国と協力したい」とのフランス側の意向を示しました。（MOU）