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「2.5次元ミュージカル」として親しまれている日本の漫画アニメ原作に基づくミュージカルがこの18日、北京で初めて上演されます。演目は世界での発行部数が2100万部を数える人気漫画「黒執事」を原作とする、「黒執事-地に燃えるリコリス2015-」です。
本作は11月7日の大阪初演で大盛況を収めた後、初の海外公演となります。11日-13日の上海公演に続き、18日~19日に北京、25日~27日に深センでのステージが予定されています。これに先立って、主要キャスト6名による記者会見が16日、北京で開かれました。6人は口をそろえて、上海公演の反響を興奮冷めやらぬ口調で振り返り、北京公演の盛り上がりに期待を膨らませました。

左からドルイット子爵(佐々木喜英)、劉(荒木宏文)、セバスチャン(古川雄大)、シエル(福崎那由他)、マダム・レッド(AKANE LIV)、グレル(植原卓也)
黒執事を演じる古川雄大さんは二代目のセバスチャン・ミカエリスです。「二代目セバスチャンとしてのプレッシャーはあまり感じていなかったが、作品の大きさや役の大きさについて、稽古終盤になってきたのにつれ、けっこう感じるようになったし、ファンの皆さんにそれぞれのセバスチャン像があり、そういったところへのプレッシャーは感じている」と古川さんは率直に心境を語りました。また、終わったばかりの上海公演を振り返り、「観客たちは声に出して感情を表していたので、その反応によってパワーをもらえ、新たな発見があった。今回の北京公演は上海との違いを楽しみたい」と期待を込めて話しました。

セバスチャン(古川雄大)
黒執事の仕える主人「シエル」を演じたのは今年14歳の福崎那由他さん。昨年に続いて2度目の主演です。「最初はすごく緊張したが、衣装を着て皆の前に出てくるとわくわくしてきて、とても楽しかった」と振り返り、「セバスチャンとの関係性や、マダムを始め、他のキャストとの思いをもっと深められるよう魂を込めて頑張っていく」と意気込みを話しました。

シェル(福崎那由他)
シエルの叔母役のマダム・レッドを演じるAKANE LIVさん(写真右二)はスウェーデンの生まれ。上海のファンから手紙がたくさん届いたことに感謝の言葉を伝え、「字幕を見ずに舞台を集中してみてくれていて、ミュージカルなのに、コンサートを見ているかのように盛り上がっていた」と印象を話した上、「中国の町は活気があってパワーがある。それを上回るステージをお届けしたい」と北京公演への熱意を語りました。さらに、「美声を保つための秘策は?」という質問に対して、「過保護にしないこと。本当に疲れた時には肉を食べる。牛ですね」と答え、会場を笑いに包ませました。

マダム・レッド(AKANE LIV)
マダム・レッドの執事のグレルを演じる植原卓也さんは、役柄上、舞台で激しく動き回ります。体力維持について、「ジムに通ったり、走りこんだりすることを日課にしている。正直、前回は役の内容について細かく分かっていなかったところもあり、体力がついていかず厳しかったが、(今回は)去年よりは余裕をもってやれた」と意外な事実を明かしてくれました。そして、「中国公演をやるにあたって、不安もあったが、それが上海で一気になくなり、北京公演を本当に楽しみにしている。皆さんも同じ気持ちで堪能してください」と呼びかけました。

グレル(植原卓也)
シエルに情報を提供する中国人貿易商の「劉(ラウ)」を演じる荒木宏文さんは、役柄に合わせて覚え立ての中国語で自己紹介をした後、「ラウは、謎の多い神秘的な役で、僕と一緒なので演じやすい」と声を上げて大きく笑いました。そして、その場で覚えた「加油(頑張る)」を連発しながら、「まだたくさん中国語を覚えていないが、中国はすごく楽しいので、これからももっと覚えて、また皆さんと会えるよう頑張りたい」と話しました。

ラウ(荒木宏文)
無類の女好きで、甘いマスクをもつ貴族・ドルイット子爵を演じる佐々木喜英さんは自身も美形で、ファンからはまり役だと評判です。役作りについて、「常に美意識を持っている。とりわけ肌のケアに気をつけていて、パックまで毎日している」と包み隠さず話しました。「シリアスなシーンが多い中、僕の演じる役はずば抜けて明るい。全体を通してみた時に、ドルイット子爵が良いスパイスになっていて、見せ場がたくさんある。ぜひライブ感覚で盛り上がってほしい」と話しました。そして、「僕は日本の数多い舞台作品の中で、自信をもって海外へもっていける舞台はやはりアニメ原作の2.5次元の舞台だと思っている。日本の舞台は幅広く世界で愛されているが、黒執事を知らない方にもぜひ見ていただいて、楽しんでもらえたら嬉しい」と、役柄通り誇り高げに、そして優しくファンにメッセージを送りました。
ドルイット子爵(佐々木喜英)
枢やな原作の「黒執事」はこれまでに4度にわたり舞台化され、日本国内の公演では数多くのファンを熱狂させてきました。「ミュージカル『黒執事』-地に燃えるリコリス2015-」は背景、音楽、振り付け、照明などの演出を全面的にグレードアップさせ、新役者も迎えて、一層華やかな姿でのお目見えとなります。 (取材:王小燕、曹暁暁、孫麗燕)

写真:©2015 Yana Toboso/Musical Kuroshitsuji Project Committee
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