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　中国の李克強首相は16日、北京で、国務院常務会議を開き、江蘇省連雲港田湾原子力発電所拡張工事をはじめ、水力・原子力発電などによる一連のクリーンエネルギープロジェクトを認可しました。これは、環境に配慮したクリーンな開発による国民生活の改善を促すものです。

　同会議では、水力発電や原子力発電などのクリーンエネルギーによるインフラ整備が、経済の安定した発展の促進や、エネルギー構造の改善、国民の生活レベルの向上のための重要な措置であるとし、また、省エネや排気ガスの低減による大気汚染の拡大防止、インフラの供給と投資に対する需要の増加、中国製設備の品質と競争力の向上などの面で重要な意義をもつとしています。

　会議ではまた、インフラ投資や建設工事の品質維持と運営管理を強化し、原子力発電プロジェクトにおける高い基準と厳しい管理を貫いて安全を確保すること、そして水力発電プロジェクトにおいては、生態環境をしっかりと保護し、水質汚染を防ぎ、住民を適切に移住させるなどの行程をうまく成し遂げ、経済、社会、生態系にとっての総合的な効果を求めることが強調されました。

　さらに、同会議では『中華人民共和国マカオ特別行政区行政地図（草案）』が採択されました。草案では、マカオ特別行政区の陸上境界線が調整され、管理水域が定められています。（MOU、謙）