中国の習近平国家主席は10日、北京の人民大会堂で、アゼルバイジャンのアリエフ大統領と会談しました。両国首脳は、中国とアゼルバイジャンの関係が持続的かつ健全で安定した発展をリードし、両国国民にさらなる恩恵をもたらすことで合意しました。

　習主席は「ここ数年、両国は平等、ウィンウィン、相互尊重の原則に基づいて関係を発展させ、政治的相互信頼は絶えず強まり、各分野における協力も深まっている。両国の友好協力関係の基礎は堅固で、見通しも明るい。中国は、アゼルバイジャンと共に両国関係の発展方向を計画し、各分野における協力で新たな進展を得られるよう促したい。中国が提唱しているシルクロード経済帯について、アゼルバイジャンが積極的に参加、支持していることに対し、中国は高く評価している。今日、双方が両国政府間のシルクロード経済帯建設の覚書に署名したことは、両国の実務協力が新たな段階を迎えたことを象徴している」と述べました。

　アリエフ大統領は「習近平主席の両国関係に対する評価に賛同する。アゼルバイジャンと中国は友人であり、良きパートナーだ。近年、両国の政治、経済、人文などの交流が急速に発展している。今回の訪問中、一連の協力文書に署名する予定だ。これらの協力が双方関係をさらに推進することを信じている。中国の発展は、世界にとってプラスエネルギーだ。アゼルバイジャンは、中国が自国の発展戦略を実現させることを歓迎し、『一帯一路』の提唱を積極的に支持し、関連の協力に参加したい。アゼルバイジャンは、中国が国際事務において重要な役割を発揮していることを高く評価し、中国と共に国際組織における協力を深めたい」と話しました。（RYU、YM）