メディアサミットを前に11月30日、議長団会議が開かれました。中国新華社通信の蔡名照社長は「2009年のBRICS諸国首脳会議で合意した協力メカニズムが確立されて以降、BRICS諸国の協力は政治、経済、金融、貿易、社会、人文など多分野、全方位で行われている。国際情勢が絶えず変化する中、発展途上国は依然としてリスク要素が多く、BRICS諸国も様々な難しい課題に直面している」と指摘しました。また、「メディアは世界の大勢を理性的に把握し、時代の流れに応じ、積極的な行動を取るべきだ。開放、包容、協力、ウィンウィンというBRICS精神をより一層生かし、世界の平和を守りながら、共同発展を促し、多元化した文明を発展させ、グローバルガバナンスのパートナーシップを強めなければならない」と強調しました。
メディアサミットでは、BRICS諸国のメディア間の協力拡大を図るため、連絡部の設立をはじめ、基金の発足や報道賞の設立、合同撮影展の開催、記者研修など相互訪問の実施、重要事件の報道協力など6項目の実務的協力の実施を発表しました。
蔡社長は「情報伝達や文化交流の使者として、メディアは国同士の協力促進に取って代わることのできない重要な役割を果たしている。協力と交流を強化し、対話協調メカニズムを構築することは、5ヵ国メディアの共同発展を促し、BRICS諸国の協力と発展に有利な世論環境づくりにつながるだろう」と期待を寄せました。(12/01 Lin, YM)
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