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ロシア軍の爆撃機がトルコ軍に撃墜されたことを受けて、ロシアのプーチン大統領は28日、トルコへの制裁を盛り込んだ大統領令に署名しました。
大統領令には、観光会社のトルコ行きのツアー販売停止、ロシアとトルコを結ぶチャーター便の運航禁止、トルコの運輸会社のロシア域内での活動監視、トルコの船のロシア海上の運航や港での停泊禁止などが盛り込まれています。また、2016年1月1日からは、外交官やその家族及び臨時居留証を持つ人以外のトルコ人のロシアへの入国ができなくなるということです。
一方、トルコ外務省は28日に声明を発表し、「トルコ人のロシア域内での観光や宿泊が不便になったことから、自らの利益をまもるため、急務がなければ、ロシアへの入国を遅らせるよう」国内の人々に渡航注意勧告を出しました。
なお、トルコのエルドアン大統領は28日、ロシア軍の爆撃機がトルコ軍に撃墜された事件に対し遺憾の意を表しました。その上で、パリで国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に出席する際、プーチン大統領との会談を呼びかけました。(藍、keiko)
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