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中国国家環境保護省によりますと、第12次五ヵ年計画(2010-2015年)の期間に中国では、化学的酸素要求量(COD)、アンモニア性窒素、二酸化硫黄、窒素酸化物という4種類の主要汚染物の排出量が持続して大幅に減少し、第12次五ヵ年計画の削減目標を半年前倒しで達成したということです。
具体的なデータによりますと、第12次五ヵ年計画のこれまでの4年間で、中国での主要汚染物のCOD、アンモニア性窒素、二酸化硫黄、窒素酸化物の排出量はそれぞれ10.1%、9.8%、12.9%、8.6%減少し、今年の上半期も引き続き大幅に減少しているということです。
二酸化硫黄と窒素酸化物の排出削減により、中国で酸性雨が降る面積は1990年代のレベルに戻ったほか、CODの削減により、主な河川の水質と環境が徐々に回復しているということです。
これからの第13次五ヵ年計画(2016-2020年)には、環境に配慮した発展の青写真が描かれています。これには、環境の質の向上を中心に、最も厳しい環境保護制度が実施され、2020年までに生態環境の質が全体的に改善されることが盛り込まれています。(11/29 Lin Keiko)
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