日本の大学生による「中国ツアープランニングコンテスト2015」の授賞式が26日夜、日本駐在の中国大使館で開かれました。

　コンテストでは、慶応義塾大学の小林萌恵さんが、日本の建築士がデザインした現代建築をテーマとした上海と北京の観光ツアープランを作り、一等賞を獲得しました。このほか、「三人のシルクロードの冒険」や「冬の中国を楽しむ」、「遣唐使への思い」、「明や清の時代へ」、「中国映画のロケ地の旅」、「新入選の世界遺産の旅」など、112のプランの作者にそれぞれ賞が贈られました。

　また、日本旅行業協会の田川博己会長は「このコンテストでプランニングされた中国ツアーを観光企業に推薦していく」と話しました。

　中国の程永華駐日大使は授賞式で、「観光は、中日両国民が顔を合わせて交流するものである。ここ数年、観光分野における両国の協力は良好で、大きな潜在力を持っている」と述べました。そのうえで、若い参加者たちに「これからも積極的に中国のことを理解し、中国の美を発見してほしい。より多くの中国観光アイディアが生み出されることにより、日本の観光客が中国を知り、理解し、好きになってほしい」と期待を込めました。

　このコンテストを主催した中国国家観光局の張西龍日本駐在代表によりますと、反響が大きく、20万人以上がインターネットを通じ、参加したということです。（藍、YM）