習近平国家主席は15日、トルコのアンタルヤでカナダのジャスティン・トルドー首相と会談しました。

　席上、習主席は「中国との関係においてカナダは長い間、西側諸国の先頭を歩んできた。45年前、父親のピエール・トルドー首相は新中国との国交樹立という歴史的決断をし、非凡な政治的見識を見せた。45年後の今、中国とカナダは協力すべき、あるいは協力できる分野がこれまで以上に広くなっている。新しい状況の下、双方は政治的相互信頼を深め、指導者同士の交流と往来を強固にしたい。そして、相互尊重、協力・ウィンウィンを基礎に長期かつ健全、安定した戦略的パートナーシップを発展させていく必要がある。中国は、カナダと共に新たな考えを取り入れ、積極的に行動し、協力するというポテンシャルを掘り下げ、より多くの協力のハイライトを作り出したい。両国の実務協力を新しいレベルに引き上げ、両国国民に恩恵をもたらしてほしい。中国は国連、20カ国・地域首脳会議、アジア太平洋経済協力会議などの枠組み中でコミュニケーションと調整を深め、これらの多国間メカニズムを一層活用し、アジア太平洋地区及び世界の平和、安定、繁栄に共に力を尽くしていきたい」と話しました。

　トルドー首相はこれを受け、「カナダと中国の国交樹立45周年に際し、カナダは中国との友好協力関係を全面的に深めていきたい。双方はハイレベル、とりわけ指導者同士の交流を一層緊密にし、政治的相互信頼を強めたい。経済貿易、農業、都市化、人的・文化など各分野での交流と協力を強め、カナダ・中国関係をウィンウィンで、より発展させてほしい。カナダは中国企業がインフラなどの分野での投資拡大を歓迎する。中国と共に気候変動などグローバルな問題で緊密にコミュニケーションをとり調整していく」と話しました。（Yan、Keko）