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日本語通訳の大学生全国大会が北京で開催

2015-11-09 10:22:03     cri    
 全国の大学生を対象とした全国通訳大会が7日、北京第二外国語学院で行われました。8回目となる今大会では、全国の日本語を学習する大学生と大学院生29人が北京に集まり、同時通訳と逐次通訳の2つの部門に分かれて競い合いました。

 日本語の逐次通訳部門で優勝に輝いた北京第二外国語学院の許諾さんは大会の感想について、「日頃の勉強と違う緊張感を味わえ、大会を通して多く学んだ。他校の学生とも交流ができ、今後の夢に向けていい経験を積んだと思う。卒業後は、日系企業などで仕事し、自分をさらに磨き上げたい」と話ました。

 日本語の同時通訳部門で優勝した北京第二外国語学院の王世彦さんは、「優勝できて嬉しい。諦めずに努力した結果が出た。同時に、大会で多くのレベルの高い学生に出会えたことで、いい刺激をもらえた」と感想を語りました。また、今後の夢について、今回の結果を大事にし、メディア関係や通訳者を目指したいと意気込みを語りました。

 通訳大会で審査員長を勤めた杏林大学日中通訳翻訳研究コース・国際交流センター長の塚本慶一教授は、「年々レベルが上がっている。日本語に対する想いも強くなっている。日本では通訳者が年々減っているが、今大会に参加した学生たちは日中の共同財産だ」と大会と通訳者を志す学生たちを高く評価しました。

 中国外務省で日本語通訳を担当する林暢さんは、「参加者達のレベルの高さに驚いた。外務省では、逐次通訳が主流で、話者の話した全ての内容をどれだけ忠実に、精確に伝えるかが重要だ。今後、外交通訳で多くの若者が活躍できることを期待している」と選手たちにエールを送りました。

 全国通訳大会は、中国翻訳協会と北京第二外国語学院の主催によるもので、日本語以外に、フランス語、朝鮮語、ドイツ語、ロシア語の逐次通訳コンテストも行われ、合わせて41校の80人の学生が参加しました。(取材・写真:Ryu)


逐次通訳で優勝した許諾さん(左)と同時通訳部門で優勝した王世彦さん(右)

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