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李首相、第5回中日韓ビジネスサミットで提案

2015-11-02 14:04:09     cri    

 中国国務院の李克強首相と韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領、日本の安倍晋三首相が1日午後、ソウルで、第5回中日韓ビジネスサミットに出席しました。

 李首相は挨拶の中で、「平和的発展の道を歩み続けることは、中日韓協力の順調な発展を推し進める上での基礎だ。歴史を鑑みにし、未来に向かうという精神に則り、平和的発展の道を断固として歩み、実際の行動で歴史問題を適切に取り扱えば、3カ国の協力には確固たる基礎ができる。これまでの16年、中日韓の枠組み内で貿易が年平均12%のスピードで迅速に伸び、3カ国はお互いにとっての重要な貿易・投資パートナーとなった」と述べました。さらに、「現在、世界経済の回復の遅れや国際貿易の成長鈍化などを受け、中日韓の経済はいずれも下振れ圧力に直面している。未来に向けた全面的協力パートナーシップの発展は、3カ国の利益に合致している」と指摘し、3カ国協力の方向性について提案しました。

 一、 お互いの貿易規模と市場の開放を拡大し、物流や税関、品質監督などの分野における協力を強化し、自由かつ便利な貿易環境を育て上げること。中日韓自由貿易区と地域内全面的経済パートナーシップの構築に関する交渉の早期妥結に取り組む。

 二、 投資協力の可能性を見出すこと。去年から発効した3カ国の投資協定を着実に実施し、便利で公平、透明、法整備が整った投資環境を育て上げること。3カ国の地方政府が経済協力パートナーシップを結ぶことを支持する。

 三、 グリーン発展の分野における協力を切り開くこと。

 四、 イノベーションの分野における協力ポイントを育成すること。3カ国の合同研究や技術協力、資源の開放、情報共有及び人的交流などを推し進める。

 五、 人的協力のレベルを引き上げること。2020年をめどに、3カ国の人的交流規模をのべ3000万人のレベルにすることに努力する。教育や科学技術、文化、医療衛生、シンクタンク、メディア及び地方などの分野における実務的協力を深める。

 韓国の朴大統領は「3カ国は、韓中日自由貿易区に関する交渉を加速させ、交通や物流の相互連結を推進し、伝統的な産業のグレードアップを促進し、クリエーティブやイノベーションなど成長が見込まれる産業を育成すべきだ。同時に、金融政策における協調を密接にし、投資協力を強め、東アジア経済の一体化レベルを引き上げなければならない」との考えを示しました。

 日本の安倍首相は、投資協定の締結を下に自由貿易区交渉を積極的に推進し、地域内の貿易や投資、相互連結を一層促進することによって、「3カ国はアジア経済の発展に対し、先導的な役割を発揮すべきだ」としています。(洋、YM)

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