会員登録

2015家庭教育国際フォーラムが閉幕

2015-11-02 13:47:04     cri    

 中国広東省の中山市で開かれていた「第1回家庭教育国際フォーラム」が1日、閉幕しました。2日間にわたったフォーラムは、「教育は家庭から始まる」をテーマとし、教育面における家庭の重要性を強調しました。アメリカ、日本、韓国やオーストリアなど、多くの国から教育の専門家が集まり、議論を繰り広げました。

 中国教育学会副会長の朱永新教授は「子供の最初の学校は家庭だ。今の社会は、学校の教育に焦点をあて過ぎ、親が教育の基礎であることを軽く見ている。家庭の教育価値は十分に認識されておらず、誰でも親になれて、子供に命令を出せる状態は非常に危険だ」と指摘しました。

 韓国教育研究会の文竜鱗主席は「競争は、道徳からかけ離れてはいけない。道徳心を育てるには家庭が非常に重要だ。両親を尊敬し、親孝行し、兄弟の絆を深め、一生の友達をつくり、職場で人脈を広げ、幸せな家庭を築くことを可能にしたのは、成績ではなく、『道徳智能』と呼ばれる人格と道徳の能力だ。これらの『道徳智能』を育む有効年齢は生まれてから10歳までの間で、最も重要な場所は家庭だ。従って、両親の役割は非常に大きい。子供の成功を祈る両親は、子供の道徳教育に重点を置くことが大事だ」と述べました。

 国家教育部の王湛元副部長は「家庭教育は人の一生を貫くもので、今では2つの問題が存在する。不健全と不均衡だ。問題を解決するには、家庭教育の分野で公平を促進することで、政府、社会と家庭が共に努力しなければならない。家庭教育は学校教育の付属品ではなく、この分野における優秀な資源を各家庭に与える必要がある」と話しました。

 日本明治大学文学部の諸富祥彦教授は30余年来、多くの子供教育カウンセリングを受け、「男の子と女の子を育てる難しい時期は異なり、男の子は子供時代と、22歳から35歳の間に含まれる青年期或いは成年前期の2段階で、女の子は青春期だ」と紹介しました。(怡康、YM)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS