中国の李克強首相は1日午後、ソウルで中日韓首脳会議に参加した後、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領、日本の安倍晋三首相と共同記者会見を行いました。

　李首相は席上、「3カ国の指導者は中日韓協力や共に関心を寄せる国際と地域問題について踏み込んで意見交換し、3カ国協力への重視を改めて強調すると同時に、歴史など敏感な問題に善処し、歴史を正視し、未来に向かうことで合意した。また、これに基づいて地域経済一体化に共同で取り組み、2020年までに「東アジア経済共同体」を実現するという目標に向かって努力し、アジア及び世界の平和発展のためにもっと大きく貢献する」と述べました。

　朴槿恵大統領はその際、「韓国側は3カ国協力を通じて東アジアの平和と発展のために寄与していきたい」との考えを示しました。

　一方、安倍晋三首相は「3カ国が密接な経済関係を持ち、協力分野が広く、今後も自由貿易区の交渉を進め、3カ国と東アジア地域の協力を推進し、この地域及び世界の平和と安定を共同に維持する必要がある」と述べました。