韓国大統領府の青瓦台は28日、韓国と日本による首脳会談が11月2日に開かれることを明らかにしました。朴槿恵（パク・クネ）大統領が就任後、初めて安倍晋三首相との間で行う首脳会談となります。慰安婦問題をはじめ、二国間の懸案について話し合われるということです。また、首脳会談自体は2012年5月以来、3年半ぶりのことです。専門家の間でも、今回の首脳会談が両国関係において、決定的な転換点となるとの見方が出ています。

　青瓦台の金奎顕（キム・ギュヒョン）外交安保首席秘書官は「韓国、中国、日本の３ヵ国首脳会談も３年半ぶりに再開され、非常に意義深いものがある。会談では経済や社会問題、持続可能な発展、人的交流などでの協力のやり方について検討されるとともに、東北アジア情勢をはじめ、地域間協力、世界経済の動向などについても、幅広く意見が交わされる。韓国側は、この機会をとらえ、3カ国協力が再び正常な軌道に戻るよう期待している」と述べました。（玉華、山下）