ロシアのラブロフ外相は26日、アメリカのケリー国務長官と再度電話会談を行い、シリア問題について討議しました。両氏はシリア問題について三日間連続して電話会談を行っています。

　ラブロフ外相は同日のプレスコミュニケで、双方が電話会談で主にシリア国内の政治解決プロセスを討議したことを明らかにしました。　

　ラブロフ外相とケリー国務長官は、ここ数日にかけて、シリア危機の解決のために密接な連絡をとりあっています。また、両氏のほか、トルコとサウジアラビアの外相を加えた4外相は23日、ウィーンでシリア危機を解決するための政治解決プロセスについて会談し、より広範囲の会談を行い、政治解決における有効な利害の一致点が得られるか否かを判断することで合意しました。続いて翌24日と25日にも、ラブロフ外相とケリー国務長官は、シリア政府と反体制派の政治プロセスや、シリア危機の政治解決の見通しについて電話会談を行いました。（MOU、む）