パン・ギムン国連事務総長は26日、声明を発表し、アフガニスタンの大地震で被災したすべての人々に同情の意を表した上で、「国連はすでに救助隊の召集を始めており、求めを受ければいつでもアフガニスタンとパキスタンの救援活動に援助を提供する準備がある」と述べました。

　パン事務総長は報道官を通じて、「アフガニスタンのバダフシャーン州で大地震が発生して以来、私の心はアフガニスタンとパキスタンの国民と共にある。現在も死傷者の報告は続いていることからも、両国でいずれも多くの死傷者が出ていることや、インフラ施設の損失が非常に深刻なことは明らかだ」と述べ、「負傷者が一日も早く快復するよう望んでいる」と見舞いの意を伝えました。

　パキスタン当局は27日、「今回の地震で、228人が死亡、1200人から1800人が負傷した。震源地に近い北西部のカイバル・パクトゥンクワ州と部落地域の被害は最も重く、死亡者の数はさらに増加する可能性がある」と伝えています。（玉華、む）