24日、北京で開幕した「第11回北京―東京フォーラム」の開幕式で基調講演を行った、このフォーラムの日本側最高顧問の福田康夫元首相は、ＣＲＩ記者の単独インタビューに答え「北京は訪問が楽しみな場所。1年ごとに変わっている。立派なビルが多く、どこに出しても恥ずかしくない都市になった」と北京の街の変化を語りました。

　また、中日共同の世論調査の結果、相手国に対する印象が若干改善したことを受け「日本は中国の成長、発展を目の前にしてそれが事実だと認めるようになった。互を認め合うという、良好な関係の前提条件が整ってきた」と述べました。

　このフォーラムが11回目を迎えたことに対して「継続は何にも増して重要なこと。困難な時期にも中断せず続いてきたのは、大きな努力があった。困難を乗り越えられたのは、双方共に良好な日中関係を必要としているからだ」と評価しました。

　更に「争っていたら世界中からあの地域は危ないと思われるだけで、両国の繁栄、将来はない。お互いに協力して、上手くやっていけば、みんななが協力してくれと声をかけてくる。日中は、共通の目標を見失わないで、一生懸命追い求めることが必要。フォーラムは苦しい時にも継続してきた。その気持ちを忘れないで、今後も地道に続けていくことが大切」と期待を寄せました。　　　（洋＆keiko）