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イギリスを公式訪問中の習近平国家主席は22日、首相の別荘である「チェッカーズ」で、キャメロン首相と再度会談しました。
両首脳は4時間半にわたって話し合い、国政運営や二国間関係、国際情勢などの問題について踏み込んだ意見交換を行いました。
習主席はその際、「今回の訪問を通じて、イギリスが中国との関係発展を非常に重視し、それを熱望していることをつくづくと感じた」と述べ、「双方で合意した多くの共通認識は両国関係を新たなレベルに引き上げ、今後の協力拡大の青写真を描いた」と話しました。さらに、「イギリスを含む世界各国との互恵協力を強化し、共同発展と繁栄を実現させたい」と期待を寄せました。
二国間協力については「今、中国は第13次五ヵ年計画の策定に取り組んでいる。期間中、より多くの外国に中国の発展に参与してもらえるよう、より優れた条件を整え、より開放した市場、より多元的なビジネスチャンスを作り上げていく」と述べました。さらに、改革とイノベーションや、法整備、腐敗取締などの分野でイギリスとの交流と協力を望んでいるとの考えを示しました。
国際問題については「当面の国際情勢は複雑で目まぐるしく変化しており、様々なリスクとチャレンジにさらされている。責任ある大国として、中国は世界の平和と発展により大きな貢献をしたい」と述べました。
EU(欧州連合)との関係については「EUは中国の全面的戦略パートナーであり、最大の貿易パートナーである。中国は繁栄したヨーロッパと団結したEUを望んでいる。イギリスはEUの重要なメンバーとして、中国とEUとの関係発展により積極的で建設的な役割を果たしてほしい」と話しました。
これに対し、キャメロン首相は、「イギリスと中国はいずれも文明大国で、双方はよりよく相手国を尊重、理解したうえで、相手国の発展と安定維持を支持すべきだ。両国の経済は補完性が大きく、協力拡大の下で中国との互恵共栄を実現させたい」と述べました。更に、「習主席の訪問は大成功を収め、両国関係を新しい段階に引き上げた。両国が21世紀に向けた全面的なグローバル戦略パートナーシップの構築を宣言したことは、双方の利益に合致し、ウィンウィンの決定でもある」と習主席の訪英を高く評価しました。(10/23 Lin Keiko)
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