中国と英国は現地時間22日、ロンドンで『21世紀に向けたグローバルな全面的戦略パートナーシップ構築に関する共同宣言』を発表しました。

　『宣言』は、アジアインフラ投資銀行（AIIB）が早期に運営を開始し、国際金融システムに加わることで、アジアのインフラ整備面での不足を補うことに期待を示しました。

　また『宣言』は、中国と欧州の投資協定の実施を支持し、中国欧州自由貿易区設置の可能性を模索する活動を早期にスタートさせるとしています。そして、条件の整った時期に全面的な自由貿易協定を締結することを支持すると表明しました。

　さらに「中英双方は、G20主要20カ国が国際経済協力の主要構成員として重要な役割を果たすことや世界経済の成長を促し、公平で公正かつ包容力のある国際金融秩序の確立を進めることを支持する」との姿勢を表明しました。

　『宣言』によりますと、英国は、人民元の国際通貨基金（IMF）特別引出権通貨バスケットへの参加を支持するということです。 （MOU keiko）