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中国の軍縮大使、日本の核安全問題と核拡散リスクを懸念

2015-10-21 14:41:44     cri    

 国連総会第1委員会(軍縮・国際安全保障)で20日、核軍縮に関する討論が行われ、中国の傅聡軍縮大使が核兵器問題について発言し、日本の核物質大量保有と、そのアンバランスな需給に対し、懸念を示しました。

 傅大使は「日本は高濃縮ウランを約1.2トン、原発の使用済み燃料から抽出したプルトニウムを約47.8トン保有している。中でも日本国内に保存している分離プルトニウムは約10.8トンで、核兵器1350発分に相当する量だ」と述べました。そのうえで、「日本では現在、敏感な核物資の保有量が需要量をはるかに上回っている。これは、プルトニウムを持たないとの政策や、高濃縮ウランの使用削減という主張に矛盾し、国際原子力機関の関連規定や核安全サミットの主旨と目標にも背いている」と指摘しました。

 さらに、傅大使は日本に対して、責任ある態度で問題解決に向けた行動を取るよう呼びかけ、「これは世界の核拡散防止や原子力利用の安全性強化、核テロの防止などにおいて、重要な意義がある」と話しました。(ミン・イヒョウ YM)

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