今月9日、中国が申請した「南京大虐殺関連文書」がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産に登録されました。しかし、日本側が、中国の申請資料及びユネスコの正当な行為に対して不当に非難しました。これは日本側が歴史を正視したくないという間違った心理状態を示しています。
新華社通信が16日「歴史否認には将来性がない」を題する論評を出しました。
1937年、旧日本軍が南京で30万人を殺した。この世のものとも思えないほど悲惨な南京大虐殺事件を起こしました。これは国際社会が認める歴史事実です。戦後の極東国際軍事裁判及び中国の戦犯審判軍事法廷は、南京大虐殺を調査し、今の公認の結論を出しました。
日本の右翼勢力がかつての侵略の歴史を否認し、美化している中で、「南京大虐殺関連文書」が世界記憶遺産に登録されました。これは国際社会が歴史を尊重した、変えられない正義の決定です。
これまでの長年、中国の研究者は「南京大虐殺関連文書」を世界記憶遺産に登録申請するため、多くの準備活動を費やしました。今回提出された関連資料は、世界記憶遺産の審査基準に一致し、申請手続きもユネスコの関連規定を遵守しています。
中国はこれまで、歴史をしっかりと覚えることは、憎しみを続けることではなく、人々の平和への憧れと堅持を喚起し、未来を開くことだと何度も強調してきました。これとは逆に、一部の日本人は、ここ数年、歴史問題で間違った発言や行動を繰り返しました。これは非常に危険なことです。
歴史を否認すれば、将来性がありません。歴史を正視すれば将来性があります。日本側が「南京大虐殺関連文書」が世界記憶遺産に登録されたことを尊重し、昔の侵略行為を徹底的に反省し、実際の行動をよって国際社会から信頼を得るべきです。(任春生、kokusei)
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