中国の李克強首相は14日、国務院常務会議を主宰し、農村部や辺鄙な地域でブロードバンドを普及し、通信サービスに対する補償メカニズムを整えることにより、都市部と農村部の格差を縮め、農村部の電子商取引を促し、また新しい業界の発展を通じて生活向上を図り、同時に速達事業の発展を促進するための措置を打ち出し、現代サービス業の新しい成長ポイントを育成していくことを決定しました。

　会議では、都市部と農村部の格差縮小に大きな発展の潜在力が潜んでいる。通信サービス普及のための補償メカニズムを改革・刷新し、農村部や辺鄙な地域でのブロードバンド整備を支持するのは、公共サービスの不足を補い、効果的な投資を促し、都市と農村の、協調の取れた発展を促進する重要な措置だとしています。さらに、中央財政の投入を増やし、地方政府が資金や政策の面でバックアップし、通信企業や民間の資本が競争入札などを通じて、農村部のブロードバンドの整備とメンテナンスに参与することを奨励し、PPP（パブリックプライベートパートナーシップ）官と民がパートナーを組んで経営する形や、委託経営の形式などを模索して各主体の積極性を生かし、2020年までにブロードバンドのない5万ヶ所の村にブロードバンドを整備し、3000万世帯以上の農家のブロードバンドグレードアップを図り、ブロードバンドの接続サービスが全国98％の村に普及し、さらに無線のブロードバンド接続を逐次実現することを決定しました。（Mou）